暫定軟券金額式メモ帳【東京駅】

戦後の物資の不足時代の都内の国鉄線は、硬券を供給出来る量が 無く、暫定的に金額式の乗車券を発売しておりました。 まだまだ券売機とか無かった時代で、乗車券は全て手売りでした。 素早く発券出来る硬券が理想な筈だったと思われますが、 硬券の板紙が不足していれば、発売需要の多い乗車券を軟券に するのは仕方の無い事だったのでしょう。 大きさもマチマチな上、ハサミで乱雑に切り取りますので、本当に 使い捨ての切符のイメージで、戦後の混乱期を象徴しております。
そんな誰も見向きもしない軟券を、メモ帳として製作しました。 ５券片で切り取り線のミシンも入ります。 バスの回数券の様に小さい紙片ですが、逆手に取りこの小ささを 活用してみては如何でしょうか。 ちょっとしたメモや、ほんの少しだけ使う付箋等、あなたなら ではの活用をしてみては如何でしょうか。