藍染め和紙 ちぢみ上下染め

19,000円(税込)
獲得JRE POINT:175ポイント
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阿波和紙(あわがみ)は、1300年ほど前に徳島県吉野川の地で、麻や楮(こうぞ)を植えて紙や布の製造を始めたことからその歴史が始まります。(807年『古語拾遺』より)
 
江戸時代には、阿波藩の御用紙のほか、特産の藍をつかった藍染めの和紙も生産され、明治に入ってからは開国まもない1889年のパリ万博、続くシカゴ万博に出展を果たし、世界に阿波和紙の名をしられるようになりました。
和紙と藍を融合させた特産品を完成させるまでには様々な試行錯誤の歴史がありました。
 
徳島県を東西に流れる吉野川は、かつては毎年氾濫する暴れ川でした。
その上流から運ばれる肥沃な土が、多くの肥料を必要とする藍の生産を可能にしました。
江戸時代には阿波藩は藍染めの元となる藍染料の蒅(すくも)づくりの本場として栄え「藍と言えば阿波」、天下一の藍と言われるほどになりました。
 
しかし、明治期にはインド藍の輸入や合成染料の藍が生産され、阿波藍の生産は急激に減少します。その後、”民藝運動の父”柳宗悦が「藍こそ吾が民族の色彩と呼んでいい」と称したことにより注目され、植物藍の良さが再度見直され現在に至ります。
 
1300年の歴史をもつ阿波和紙を現代に生かそうと設立したのが「アワガミファクトリー」です。アワガミファクトリーのある山川町は吉野川の南岸に位置し、古くから藍の栽培がさかんな地域でした。
 
この地域で藍で染めた阿波和紙が作られ始めたのも、江戸時代の頃でしたが、近代になり洋紙や化学染料の普及により和紙職人や藍農家が減少し、藍染め和紙の産業も衰退します。
 
伝統文化を守り継承するだけではなく、新しい素材の発信者として、和紙を伝統の世界から解き放し、様々な技法の開発と素材の研究活動に取り組みたい……県指定無形文化財保持者であり、現代の名工にも選ばれた阿波和紙職人の先代・藤森実さんが伝来の記録をもとに、長い間途絶えていた藍染め和紙を現代に蘇らせました。
 
妻のツネさんとともに、藍染め和紙の開発と品質の安定化に取り組まれ、その技は現在、藤森家に嫁した美恵子さんに受け継がれて、より美しく、いっそう時代に求められる素材として、さまざまなシーンや生活空間で活用されています。
 
和紙を染める工程は布とは違い大変難しく、美しい青い色を出すために、1枚1枚手作業で行います。1日に染めることができる枚数はごくわずか。
 
青(あお)は 藍(あい)より出(い)でて藍(あい)より青(あお)し(「荀子―勧学」より)
 
まさに先達が手掛けてきた技術を、今に進化させて、さらに良いものを生み出していく、その志を映し出す藍の「青」にとても惹かれます。

商品名 : 藍染め和紙 ちぢみ上下染め
商品コード : S303-0097
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販売価格:
19,000円(税込)
獲得JRE POINT:
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商品詳細

職人が、楮(こうぞ)を主原料とした和紙にこんにゃく引き(耐水効果を持たせるため)をし、天然の藍で一枚ずつ手染めしました。手揉みしてちぢみ加工を施しています。

■原 料 楮
■サイズ 900mm×600mm 四方耳付き
■重 量 30g/m2
■pH 中性
(日本製)
※手作業によって製作するため1点1点、柄や色あいが異なります。

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藍染め和紙 ちぢみ上下染め

19,000円(税込)

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