プーリア地方、そのなかでもイタリアの地図の“かかと”に位置するサレントでのみ栽培されるブドウ品種。厳しい選果の後、伝統的な醸造方法によって造られます。温度管理可能なステンレスタンクで発酵され、瓶内熟成されることで更になめらかでソフトな口当たりに仕上がっています。
色調は紫色の反射のある深い赤。赤系ベリーやスパイスの特徴的な香り。フルーティーでスパイシー、凝縮感のある香りが、やわらかでしなやかなフィニッシュへと続きます。
トマトソースのパスタ、ローストした肉、サラミや熟成したチーズなどに合います。

フィレンツェ出身のカステッラー二家は、ダンテの時代（13〜14世紀）から市政に携わる一族で、当時からワイン生産を行っていました。
20世紀初頭より彼らのワインは広く世界中に輸出されていますが、年月が流れ、世紀が変わっても、記憶に残るワイン造りをしていこうという気持ちは変わりません。カステッラーニ家のワイン造りの根底にあるのは、「ワインの質は畑から始まる」というワイン哲学です。
現在の当主、ピエルジョルジオ・カステッラーニ氏はピサ大学を卒業後、カステッラーニ社で栽培と醸造の責任者を務め、モダンな消費者の好みに合う、代表的なトスカーナワイン生産を作り上げようと長年研究してきました。