硬い粘土質土壌が、力強く複雑なワインにしています
エレガントな香り、色はビアンクに比べ濃く、香りは深みあり
ルカ・フェラリス ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート・クラシック
Luca Ferraris Ruche di Castagnole Monferrato Clasic
■商品情報

ベストな南西向きの日当たりのよい畑からの葡萄で造ります。粘土と凝灰岩土壌で、標高は260m。グリーンハーベストを行います。土壌は硬い粘土質なので、力強いワインとなります。機械が入ることの出来ない急斜面のため、手摘みで収穫します。収穫の時期が最も大事で、糖度とポリフェノール類が一番良い時期にしなければなりません。10〜15日間、温度管理したロータリーファーメンターで発酵させます。約25日のマセラシオン期間中、一日一回パドル（櫂）を回転させ、色やアロマを抽出します。54hLの台形の大樽でマロラクティック発酵させ、適度な酸素を供給し、ワインの香りをクリーンに保ちます。その後、大樽で6〜9ヶ月熟成させます。ろ過せず瓶詰し、3ヶ月寝かせます。エレガントなアロマを持つルケにとって、樽のフレイバーが付きすぎないようにするのがポイントです。自然と酸化するので、エレガントな香りが付きます。色はビアンクに比べ濃く、香りは深みがあります。集約した葡萄を使っているため、6〜7年は熟成出来ます。Clasicはピエモンテの方言の綴りです。「先日、2007VTを飲みましたが、熟成によって素晴らしく変化していました」と2019年来日時にルカは話していました。
■生産者情報
「甘口しか造れなかったルケから辛口ワインを造る」･･ルカは、農業の学位を取得して卒業した後、ワイナリーを引き継ぎ、老朽化したセラーを立て直し、設備を一新しました。それまでルケは、最後まで発酵させる技術がなかったため、甘口でした。彼はバローロやバルバレスコを育てる過程を応用して、低温発酵や、酵母の改良などを経て、辛口を造れるようになっていきました。「唯一無二の品種ルケ」･･1.カスタニョーレ・モンフェラートの7つの村でしか生産されていません。2.バラに似た強い香りと味わいに特徴があります。アルコールが高く、タンニンが豊富です。3.栽培が非常に難しく、労力やコストがバルベーラの4倍かかります。果皮が薄く、収穫期が早いので、腐敗のリスクが高くなります。4.プリマ・オペラを造ることで、ルケが長期熟成出来ることを証明しました。「ラベルは教会の古いモザイクから」･･エミリア・ロマーニャ州のラヴェンナは、モザイク美術の宝庫と呼ばれ、初期キリスト教建築群はユネスコの世界遺産にも登録されています。そこで6世紀頃に描かれたとされる古いモザイクからとっています。