プルミエ・クリュに相当する畑「サント・ステファーノ」の葡萄を使用
香りはフレッシュで、クリーン、レネッタ種のリンゴ、ライチ
ザルデット モリン・プロセッコ・スペリオーレ・エクストラ・ドライ
Zardetto Molin Prosecco Superiore Extra Dry
■商品情報

「モリン」は、16世紀に建てられた粉ひき水車小屋で、ファビオと祖母との思い出の場所です。また勤勉なコネリアーノの人々への敬意も表します。畑は、サント・ステファーノ・ディ・ヴァルドッビアーデネとサン・ピエトロ・ディ・フェレットにあり、標高は200mです。生産者達は、サント・ステファーノはフランスのプルミエ・クリュのように、最も良い葡萄が出来る場所と考えています。氷河によってもたらされた畑で、ミネラル感のある土壌です。そのため、フローラルな味わいになります。専属契約する農家のアルベルトが管理しています。フェレットの畑は、フローラルというよりフルーティな葡萄になり、リンゴやバナナの風味をもたらします。9月の第2〜3週目に手摘みで収穫し、注意深く選別します。より成分を抽出し骨格を与えるため、短期間の低温でのマセラシオンをした後、ソフトに圧搾します。5〜10度に冷やし10〜12時間置いて澱を沈めます。一次発酵は、18〜20度に温度管理しながらステンレスタンクで、15〜20日かけて行います。その後、特別に選別した酵母と必要な量の糖分を加え、14〜16度で、20〜25日間かけてステンレスタンクで二次発酵させます。その後、マイナス4度に冷やし、ろ過して瓶詰めします。明るい麦藁色。クリーミーな泡立ちで、洗練されています。香りはフレッシュで、クリーン、レネッタ種のリンゴ、ライチを思わせます。口に含むと、まろやかで生き生きとして、果実味はバランスがとれています。
■生産者情報
「プロセッコ発展のきっかけは、シェフ・マルケージ」･･スパークリングワイン造るよう父を説得したファビオは、樽を売りタンクを購入して、プロセッコを造り始めました。当時、単一品種で造るプロセッコは斬新でした。しかし、ファビオはフレッシュでアロマティックなプロセッコの良さをイタリア中の人が分かってくれると確信し、イタリアのトップレベルのレストランに持って回りました。その良さに最初に気付いたのはイタリアNo.1シェフのマルケージで、試飲して気に入り、彼のレストランで使われるようになりました。「良い品質は良い葡萄から」･･何回もシャンパーニュへ行き、葡萄の購入方法を学びました。現在、50％を葡萄で購入しています。良い葡萄を獲得するのはまさに競争で、他社よりも高い価格で買う代わりに、一番に選別して良い葡萄のみを入手しています。契約する12軒の農家は、いずれも小規模です。畑は全て、ミネラルが豊富な土壌で、丘の急斜面にあり、作業は手作業で行います。栽培は、ザルデットの管理の下で行います。農家は、ザルデットに葡萄を買ってもらうことを誇りに思っています。また、D.O.C.G.は自家葡萄で、毎日アグロノモがチェックしています。「こだわりの酵母選び」･･プロセッコに適したものを1,000以上の中から選んでいます。さらに、エノロゴが醸造学校と提携しており、新しい酵母が見つかるとザルデットが試し、良いものと分かれば開発を進めます。ですからザルデットは、常に最良の酵母を用いることが出来ます。「無かったから自分でフィルターを開発」･･ファビオはりんごジュースが大好きで、どうしてあんなにクリアなジュースが出来るかと不思議に思っていました。そこで、りんごジュース工場を訪ねると、新しいフィルターがありました。そのフィルターを持ち帰り、自分でも研究し改良を加え、さらに良いものにしていきました。始めの1年目はトラブル続きでしたが、他メーカーが4〜5回通さなければならないフィルターを、1回通せば済むようになりました。葡萄の中にあるプロテイン、ビタミン、塩分を残すことで、品質が高く、個性のあるプロセッコになっています。