最も古いルケの葡萄で、ルケの歴史を味わうことが出来ます
バラを思わせる華やかで豊かな花のアロマ
ルカ・フェラリス ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート・ヴィーニャ・デル・パッロコ
Luca Ferraris Ruce di Castagnole Monferrato Vigna del Parroco
■商品情報

この畑の葡萄は全て1964年にジャコモ司教が植えたものです。マサル・セレクションで、オリジナルのクローンを増やしています。畑の土壌は石灰、粘土、凝灰岩が混ざっています。温度管理したステンレスタンクで発酵させます。発酵中ルモンタージュします。80％はステンレスタンク、残り20％を500Lのトノー（新樽ではない）で9ヶ月熟成させます。フィルターをかけず、司教の時代からの伝統にのっとり6月に瓶詰します。その後、さらに3ヶ月瓶熟させます。濃いルビーレッド、ルケの特徴であるバラを思わせる華やかで豊かな花のアロマが広がります。味わいの中にも花の要素が感じられます。非常にバランスがとれた、柔らかくエレガントなタンニンがあります。ジャコモ司教の時代に使われていたボトルに似たものを使用。VT表記は、司教にちなんで「Anno・Domini・2016」（キリスト生誕から2016年）としています。エノログのマリオは葡萄を見た時、「他のルケとは違うため、他のワインとは違うものが出来るだろう」と言いました。'16VTは、ルカによるファーストVTで、質、量共に素晴らしいものとなりました。「ルケのオリジナルな畑」･･このエリアで最初にルケ100％のワインが誕生したオリジナルの畑が、この「ヴィーニャ・デル・パッロコ」（司祭の葡萄畑）です。ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート・D.O.C.G.の中で、唯一、公的に「クリュ」として認められています。1964年にこの地に赴任したジャコモ・カウダ司祭は、ルケという葡萄品種の可能性に気付き、これまでは生食用やブレンド用として生産されていたルケを単一で仕込んだワインを造りました。これがルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラートの原型となりました。その後、ルケの評判は高まり、国内のみならず世界的に知られるところとなりました。この最初のルケが誕生した重要な畑を、2016年にルカが受け継ぎました。
■生産者情報
「甘口しか造れなかったルケから辛口ワインを造る」･･ルカは、農業の学位を取得して卒業した後、ワイナリーを引き継ぎ、老朽化したセラーを立て直し、設備を一新しました。それまでルケは、最後まで発酵させる技術がなかったため、甘口でした。彼はバローロやバルバレスコを育てる過程を応用して、低温発酵や、酵母の改良などを経て、辛口を造れるようになっていきました。「唯一無二の品種ルケ」･･1.カスタニョーレ・モンフェラートの7つの村でしか生産されていません。2.バラに似た強い香りと味わいに特徴があります。アルコールが高く、タンニンが豊富です。3.栽培が非常に難しく、労力やコストがバルベーラの4倍かかります。果皮が薄く、収穫期が早いので、腐敗のリスクが高くなります。4.プリマ・オペラを造ることで、ルケが長期熟成出来ることを証明しました。「ラベルは教会の古いモザイクから」･･エミリア・ロマーニャ州のラヴェンナは、モザイク美術の宝庫と呼ばれ、初期キリスト教建築群はユネスコの世界遺産にも登録されています。そこで6世紀頃に描かれたとされる古いモザイクからとっています。