力強い果実味が最大の魅力
土着品種の絶妙なブレンド
ボデガス・アタラヤ ラ・アタラヤ・デル・カミーノ
Bodegas Atalaya Bodegas Atalaya La Atalaya del Camino

生産者のフラッグシップワイン
ガルナッチャ・ティントレラを最も生かした、この生産者のフラッグシップワイン。モナストレルを15％だけブレンドしています。生き生きとした紫色、チェリーやプラムを思わせる力強いアロマに、かすかに胡椒のニュアンスが混ざっています。素晴らしい骨格と持続性があり、非常にバランスのとれた味わいです。

樽熟期間は決めていない
良い状態になるまで樽熟させたタイプで、樽熟期間は決めていません。畑の面積は25ha、標高700-1,000mに位置し、土壌は石灰質です。標高の高い畑なので天使をイメージし、大天使ミカエルをモチーフとしたラベルになっています。平均樹齢は40年以上。モナストレルを入れることで、デリケートさを出しています。発酵前に低温でプレマセラシオンを行なった後、ステンレスタンクで発酵させます。フレンチオークの新樽で12ヶ月熟成させています。
受賞・高評価獲得歴（獲得ヴィンテージ）
・ワインアドヴォケイト　91＋pt(2017）
・ペニンガイド　92pt(2016)
・ムンドゥス　ヴィニ　金賞(2016)
圧倒的なコストパフォーマンスを誇るヒルファミリーエステーツ
スペイン国内で高品質な小規模生産のワイナリーを10軒運営するヒルファミリーエステーツのグループ。1軒づつは品質を追及しながら、10軒集まる事で価格面で大規模ワイナリーと勝負します。ガルナッチャ・ティントレラは、アリカンテ・ブーシェの別名で、ガルナッチャとプティ・ブーシェの交配種です。スペインではアルマンサでしか見られない土着品種です。栽培も醸造も非常に難しく、良いワインにするのはさらに難しい品種です。タンテュリエと呼ばれる、皮だけでなく果肉や果汁にも色がついている珍しい葡萄で、そのため完熟すればとてもきれいで強い色がワインに表れます。タンニンが多く、ストラクチャーがしっかりしています。
樹齢の古い土着品種にこだわる生産者
ヒルファミリーエステーツのグループでは銘柄よりも中身を重視、あまり知られていないエリアであっても樹齢が古いなどポテンシャルの高い畑を購入してスタートします。アタラヤは、ボデガのある場所の名前で、「監視の塔」という意味です。冬はとても寒く、昼夜の寒暖の差が激しいエリアです。「涼しい気温により葡萄がゆっくり成熟するため、樹齢よりも標高が高いことの方が大切」と生産者は語ります。樹と樹が離れているため、斜面の向きに関係なく、日は満遍なく当たります。葡萄樹の間隔を開け、1本の樹が多くの水分を吸収出来るようにして、灌漑はしません。