日本の風土、伝統工芸の歴史、職人さんの思い―「Cohana」の道具には、それぞれストーリーがあります。
じつはCohanaは、日本の職人の美しい手仕事に感動された、海外のクラフトアーティストの方々によるSNS発信がきっかけで、日本の方にも知っていただくことができました。Cohanaの道具たちを使っていただくことで、地域産業の活性化や伝統工芸の継承への貢献にもつながります。ぜひ、品質と技術の高さに触れてみてください。

長崎県波佐見町に窯元がある昭和23年創業の石丸陶芸さんとCohanaがコラボレーションして作った陶器製のスプール（糸巻き）です。素焼きの素朴な質感と、絶妙な釉掛け（くすりがけ）で、味わいのある仕上がりになりました。 スプールの中にマグネットが内蔵されており、針やクリップをキャッチしてくれるので、マグネット製のピンクッションや、クリップホルダーとして使えます。

日本有数の刃物の町、岐阜県関市の老舗刃物メーカーが作った全長35mmのかわいく・切れ味の良い豆ばさみ。指でつまむように持ち、軽い力でカットができます。絹糸の小さな房は、手作業でていねいに作られ、職人の繊細な技が光る、美しい仕上がりです。はさみに合わせ、豆サイズで作られたはさみケースには、上質な本革を使用しています。
ペンケースやポーチ、巾着に入れてもコンパクトに収まり、持ち運びに便利な豆ばさみです。

「革友禅」は大阪・生野区の職人、タケグチさんが創りだした染色技法。日本の伝統的な染色「友禅染め」を革に施したものです。特殊な染料を使うことにより、革に凹凸がうまれ、さまざまな革の表情が楽しめます。
「巻尺」は神奈川県小田原市で明治39年創業以来、長さ計りの製造開発に一貫して取り組んできた原度器さんが製作。精密で機能的な巻尺を、手にやさしくなじむ革友禅で包み、ひと針、ひと針、手縫いでていねいに仕上げました。

栃木の測定器メーカーのこだわりの竹尺。竹尺の特徴は縦横どちらから見ても読むことができる、「星」とよばれる模様です。その星や目盛りを、真ちゅうにレーザー刻印しました。レーザー刻印は、目盛りがレーザーによる刻印のため、消えにくいのが特徴です。
表面にゆるやかなアールを付けたり、星の一部に朱を入れたり、「竹尺らしさ」にこだわっています。使うほどに風合いが増し、だんだんと愛着がわく「真ちゅうの竹尺」は、大切な方へのギフトにもおすすめです。